「美浜っ–」兄が私の友達の名前を呼ぶ。二段ベッドが今日も揺れている。恋って一体どんな感じなんだろう。私にはまだ分からない。私の裸を偶然見て慌てる兄の姿も、美浜ちゃんと楽しそうに話している兄の姿も、特に気にすることはなかった。ただ、祖父が施設に入ることになって部屋を分けることが決まったその夜。上段ベッドを揺らしながら、兄が囁く名前は私の名前に変わっていった—?
二人部屋じゃなくなる日 前編
「美浜っ–」兄が私の友達の名前を呼ぶ。二段ベッドが今日も揺れている。恋って一体どんな感じなんだろう。私にはまだ分からない。私の裸を偶然見て慌てる兄の姿も、美浜ちゃんと楽しそうに話している兄の姿も、特に気にすることはなかった。ただ、祖父が施設に入ることになって部屋を分けることが決まったその夜。上段ベッドを揺らしながら、兄が囁く名前は私の名前に変わっていった—?
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