貧乳義妹（いもうと）を巨乳にして嫁にしてみた【メッセージペーパー付き】

エロ漫画の感想

1. 伊藤直

   2021年8月13日

   シリーズ100話にふさわしい、義妹ストーリー

   巻頭の『義妹100』はシリーズ100作目とのこと。

   ヒロインの百ちゃんは胸の小ささにコンプレックスを抱いているが、雨宿りの際に思わず肌を見せてしまい、義兄が反応してしまう。それから2年間、二人の関係は密に、日常の中で深まっていく。

   季節が巡り、百ちゃんの服装が変わっていくのと同時に、関係の距離感は続いた。

   2年を経て初めて結ばれた夜、変わらなかった義兄の姿を思い返し、貧乳のことではなく自分のことを好きでいてくれたことに気づく。

   話としては荒唐無稽だが、義妹と義兄という微妙な距離感からなだれ込む関係の深まりを、作者ならではの優しい視点で描いている。季節の移ろいと体の変化の表現がそれを支えている。

   また、二人の結婚後を描く続編『義妹新婚生活』では、『義妹100』へのセルフオマージュが巧みに活かされている。さらに、『義妹遺伝子』では二人の娘の成長と性の目覚めを描き、娘の美弦が幼馴染のお兄ちゃんに思いを打ち明ける場面が『義妹100』の倉庫として登場する。

   恒例の義妹名簿は母娘二代20年分のイラスト四枚がその倉庫を背景に並ぶ演出で、にやりとさせられる。

   全体として安定感のある、満足度の高い作品だ。唯一感じたのは、杉崎さんのコメディリリーフの扱いがもう少し控えめだとさらに良かったという点

2. 中島純

   2020年7月1日

   うーん

   ちょっときれい系の絵柄かな。そこまで表情にエロさを感じなかったかも。テーマ的には悪くなかったよ。