※本作品は同人誌として発行された物と同じ内容です※
校内で“くさたろー”と呼ばれ、誰からも避けられている男子生徒・草田修太郎。強烈な体臭ゆえに孤立していた彼は、ある日、廊下で美少女・金月亜仁とぶつかってしまう。彼女と一緒にいた男子に「おまえの臭いが移るだろ」と怒鳴られるが、なぜか亜仁にはその匂いが心をくすぐる刺激として響く。
放課後、修太郎の体操服を前に、亜仁の心はざわつき、ひっそりと嗅いでしまう。ちょうどその場に修太郎が現れ、落ちていた体操服を拾っただけだと誤魔化してその場を去っていく。
そして翌朝。誰にも相手にされないはずの修太郎に、亜仁が突然距離を詰める。「嗅ぐのとめられないの」。嫌悪が依存へと変わり、匂いに秘められた本能が二人を静かに、そして熱く引き寄せていく。
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