「男女の間じゃないと…本来しない事をしてました」
1945年3月、徳島。カメラマンの淀野は特攻隊の写真を撮るため、戦場に足を運んでいた。「若者が憧れるかっこいい兵隊」を捉えなきゃと思いつつ、田中志津摩一飛曹の笑顔には思わずレンズを向けてしまう。
彼の明るさに引かれながらも、その先に待つ運命を考え、胸にモヤモヤが残る淀野。
ある晩、突然訪ねてきた志津摩と話が進むにつれ、彼の深い一面が見えてきて――。
「…じゃあ、俺にしてくれますか?」
禁断の感情に抗うことができず、心も身体も乱れ始める。
特攻隊を舞台に、漢たちの情熱的な物語が濃厚な筆致で描かれるオムニバスストーリー、『劣情の第一夜』。
※この単話版は『蛍火艶夜 単話版第1話―田中志津摩一飛曹―』にオトナ向けの加工を施した作品です。
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