心恋しい彼女たちの丹の想い──
鮮烈な成年向けデビュー作。口にできないココロをカラダでぶつける人々を描く群像シリーズ『秘密』と、カラーコミックを含む多彩な短編群。互いに濡らし合い、痛いほど擦れ合う、肌と肌のコミュニケーション。『comicアンスリウム』初登場から6年… 鬼才・幾花いろの成年作品集、ついに登場!
エロ漫画の詳細情報
シリーズ名 | 丹 |
作家 | 幾花にいろ |
掲載誌・レーベル | GOT COMICS |
出版社 | ジーオーティー |
カテゴリー | アダルトマンガ単行本 |
ジャンル | スレンダー 中出し 処女 寝取り・寝取られ・NTR 巨乳 童貞 美乳 |
ページ数 | 215ページ |
配信開始日 | 2021/08/31 00:00 |
ファイル容量 | 97MB |
ファイル形式 | dmmb形式 |
エロ漫画の感想
2010年代を代表する成年漫画(校正済み)
収録作は全てジーオーティー、1を除いてCOMICアンスリウム誌掲載。
1.やむまで:コミックグレープ Vol.80 2020年6月
2.軟着地:Vol37 2016年5月号
3.落花流水:Vol.49 2017年5月号
4.秘密:Vol.40 2016年8月号
5.彼女の秘密:Vol.42 2016年10月号
6.彼女の秘密:Vol.51 2017年7月号
7.それぞれの秘密:Vol.55 2017年11月号
8.それぞれの秘密:Vol.56 2017年12月号
9.彼女の秘密:Vol.68 2018年12月号
10.秘密 最終話 :Vol.100 2021年8月号
11.開き直り:Vol.31 2015年10月発売
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あとがき3頁 秘密シリーズ、開き直り、軟着地、落花流水の解題付き。
オマケ猫漫画1頁。
一般誌の仕事もこなしているせいか、ペースはやや寡作。幾花先生、3年ぶりの成年作品集としては2冊目の刊行。
どれも、成年男女が互いの責任の上で濃厚な性行為を繰り返す、エロさは十分な作品です。とはいえ、シリーズ作「秘密」の4〜10話は、曖昧な主人公弘樹がクールな彼女圭と肉体関係を持てず悶々とし、次々と別の女性と関係を重ねていく展開。本命の彼女との初体験は不完全燃焼に終わる、ちょっと苦味のある流れです。
とはいえ、浮気相手となる幼馴染みの基子さんとの絡みはとても濃厚でエロい。成年商業誌デビュー作の第11作も、幾花先生らしさが出ており、標準以上の仕上がりでした。修正は薄めで、濃厚な肉体関係と精神的すれ違いといった、男女の曖昧な距離感がよく描かれています。
最近は新作の発表が滞っているのが惜しい、カリスマ性を持つ作家さんです。
積極的な女の子のセックス、最高でした!
はぁ~、たまりませんね!胸も大きくてスタイル抜群の女の子と過ごす時間、主人公の男性が羨ましくなるくらい幸せそうです。挿入までの経緯も分かりやすく描かれていて、女の子の表情も豊か。オナネタ要素が頻出で、この作家さんならではの演出が光ります。やはりイった時の表情の描写が抜群にうまいのはこの作家さんならではですね。
ストーリーは普通の漫画でいいじゃん
ストーリー漫画って、普通の漫画で十分だと思うんだよね。エロ漫画にこんなの求めてないし。描きたいように描きたいなら、同人誌でいいんじゃない?意識高い系エンドは本当に読んでて辛かった。
好みが分かれる
絵と雰囲気はかなり良い。でも、読み終えたあとにスッキリする感じにはなれないかも。モヤモヤする作品だった。
絵は好きだけど
秘密シリーズの女の子は魅力的なのに、男が何を考えているのかさっぱり分からなくて戸惑った。なんだか不気味だった。
可愛い絵で読みやすく!それぞれ男女の心理描写が生々しい物語集
可愛い絵柄で読みやすく、登場人物それぞれの心理描写が生々しく描かれた物語集です。後書き付きの解説もあり、猫の絵と担当さんの描写が特に魅力的。なお、登場人物は皆大人です。
最初の話は、雨の夜。主人公がコンビニでコンドームとお酒を買おうとしたところ、ヒロインのミホが現れて二人は一緒に家へ入り、関係を深めます。
ミホと主人公のエピソードは続き、ミホが絡む場面が描かれつつも、物語は二人の心の揺れも丁寧に描きます。
落花流水のエピソードでは、前回少しだけ登場した二人が、今回は沖島というヒロインと長命寺のコンビで働く関係に。居酒屋を出た帰りにラブホテルへ向かい、関係が深まっていきます。長命寺の友人三人は、ダチョウ倶楽部のような雰囲気の人物として登場します。
秘密というシリーズでは、弘樹と幼馴染の姉・基子との関係を軸に、彼女がいるのに基子と距離を縮め、童貞を卒業する流れが描かれます。
彼女の秘密Iは、弘樹とまりなの居酒屋帰りの一幕。まりなは風俗での名触れがあり、それをきっかけに二人の関係が進みます。
彼女の秘密IIでは、まりな、里伊奈、主人公コマの三者がラブホテルで関係を持つ場面が展開。まりなが圭に軽蔑される描写も挿入され、感情が揺れます。
彼女の秘密IIIでは、弘樹と圭の関係が浮き彫りになり、最終的に圭と別れる展開へ。幼馴染の基子の帰りを待つエピローグ的要素も残ります。
秘密の最終話では、弘樹は新しい彼女・なばなと関係を深めますが、基子のことが頭をよぎりつつも、今の彼女を大切にしようと決意します。元カノの圭と里伊奈とはすれ違うだけで会話はなし。今度こそ今の彼女と上手くやろうと締めくくられます。
開き直りの話では、ヒロインの千夏が主人公に関係を迫りますが、最初は応じてもらえず、怒りを爆発させてついに関係を持つ展開です。
個性的豊かなキャラと描かれる線がキレイ
やっぱり、幾花いろ先生が描くキャラは個性的で、好感が持てる人が多い。こんな人に出会えたら、こんなふうに距離を縮められるのかという現実ではなかなか踏み出せない一歩を、ここでは丁寧に描いています。
ストーリー性がある作品
ストーリー性がしっかりしていて、長編漫画を読むような感覚で楽しめました。個人的には好きだけど、めんどくさがりな人には向かないかもしれません。
読ませる作家さん
数少ない読ませるタイプの作家さんだと思う。どんどん描いてほしいな。長編向きだと思うから、遠慮せず自分の世界を深めていってほしい。
表情が好き
女性キャラの顔も体つきもエロいと思う。基子が弘樹を煽るときの表情とか、『軟着地』のミホが部屋に入る前に堂ノ島の表情を伺う顔がすごくエロい。個人的にはここ数年のエロマンガの中で一番よかった。
リアルで生々しい恋愛
最初は落花流水が好みで買ってみたんだけど、秘密シリーズはそのリアルさがすごい。男なら欲望に忠実だと思うかもしれないけど、自分の欲望をぶつけていいのか分からない相手には近づけず、相手から求められたら従ってしまう。嫌だと言われたら、さりげなくいい人ぶって諦める感じ。主体性のない、わがままを通せなかった流されやすい人物像が、かなりリアルに描かれていて、エロ本というより恋愛作品。人によっては刺さる人もいるだろうけど、私は買ってよかった。作者さんの優しそうなタレ目の雰囲気が最高に良かったです。ありがとうございました。
よきよき
以前この作者さんの作品を読んだことがあって、せっかくなので購入しました^_^
複数の作品がまとまっているのでお得感がありますね!
絵もきれいだし、シチュエーションもいいと思います。
サンプルを見て惹かれた方はぜひチェックしてみてください。
他にも作品をたくさん出しています。おすすめです!
えろ漫画の皮を被った傑作
この作品には、見る者を縛る呪いのような何かが込められていて、共感できる人には痛いほど分かるはずだ。助けて。面白い。助けて。傑作すぎるこのコメントに共感できる人が一人でも少ないことを願う。
消化不良
遅くなってしまいましたが、感想を書きます。最近はただエロいシーンを並べられても、なかなか興奮しづらくなってきた。そんな意味で、この作品は久々の当たりのひとつ。とはいえ、最終話がえっ、ここで終わるの?という感じで終わってしまい、マイナス1点かな。絵柄や話の展開は自分にはかなりヒット。だからこそ、作者にはここで終わるのではなく、もう少し続きを描いてほしかった。
エロ漫画じゃないやいでも好き
読んでいると、登場人物の背景がいろいろと気になって、抜く余裕すらなく没頭してしまう!
絵はめっちゃ好き。キャラクターの性格が細かく設定されていて、エロ漫画の登場人物とは別ベクトルの印象。
なんでこんな面倒くさい性格設定をするんだろう。
自分の学生時代を思い出させられて、読むのがつらかった。
大暮先生のエロ漫画とは別のベクトルで、実用性はない。
でも読んでてここまで心を抉ってくる作品って、貴重だと思う。
文学ということ
ぶったまげた。
『幾日』を先に読んで特異な作家だということは知ってたのに、この成果にあらためてぶったまげた。
だって、これは文学なのだ。
なんて、こういう言い方をしてもハッタリだとしか思われないだろうから、
『文学』が何を指すかをさっさと明かしておく。
それは、カタルシスを迂回することだ。
読者に、すっきりする、しっくりくる、感情の置きどころを物語上に用意しないこと。
つまり、世に数多ある物語の中からすっきりするものを手あたり次第に却下して、後に残った物語が「文学」だということだ。
そこがアポテオーズとカタストロフのない我々の日常がある場所であって、
『生活の文体』で書けという宣言が指すところ、”楽しくない”文芸の最後の保護地だ。
「現実って何よ?あなたは何が現実で何が現実でないか見えているようだけど、私、目が悪くて何も見えないの。あなたはどんな難しい問題も一刀両断ですむでしょうけれど、それはあなたが若くて、まだ何ひとつ大きな問題に悩みぬいたことがないからじゃなくって?
あなた、大胆に未来を見つめているけれど、それは何も見えなくて、こわいもの知らずのせいじゃないの?
あなたの若い目にはまだ人生が見えていないんじゃないの?」
チェーホフ/浦雅治(訳)『桜の園』
この本に収められた連作「秘密」は、カタルシスを迂回する。
エロマンガが当然そうあるべきカタルシスの場所に至って、思いもよらない、なんともぞくぞくする、不穏なものを差し出してくる。
「文学的な」もの、つまり文学らしいもの、文学まがいのものにもできるのに、それをしなかった。
そのことをもって唯一無二の作品を作り上げた。その仕事に拍手を贈りたい。
ちなみに、エロマンガの話をするのが余談かもしれないけれど。
「秘密」のヒロイン、圭のデザインは本当に素晴らしい。
彼女の傷を見た相手が、「触っていいか」と訊くところも。
幾花いろは、傷に対するフェティシズムを本当によく分かっていると思う。
素晴らしい3
3なんだけど、漫画として普通に評価するなら5。内容は本当に素晴らしいと思う。FANZAだから3になってしまうのが少し残念。エロ本としての実用性はほぼゼロに近い。でもエロ目的じゃなく、成人向け漫画として読むなら、本当に素晴らしい内容。作者さんのほかの作品は実用性が高く、リアリティがあって、バランスよくエロい。
意外な弱点
単行本第一冊がすばらしかった作者だが、この作品はやや肩透かしを食らった。
「とても雰囲気のある」
絵を描く作者ではあるが、意外なことにストーリーを立てる力が乏しい、という驚きがその原因。中編連作はタイトルの「秘密」にほとんど意味がない。みんなそれぞれ秘密を抱えているんだよ、と言いたいのかもしれないが読んでも
「それがどうした」
と思う程度にしかストーリーに寄与していない。
ヒロインの体の傷にしても「主人公による受容が二人の関係を押し上げる」といったこともなければ、彼女が成長する、と言うこともなかった。
結局、優柔な主人公とイライラ無神経なメインヒロインがなんの成長も遂げない話。エロ漫画なんてそんなものだろう、と言われれば全くその通り。それ以上の評価はできない。
意外だが納得の『秘密』最終回
そうなるのか、そうするのかって感じで、唸っちゃう最終回だった。巻末の初出一覧を見ると、この本に収録されている作品は、初作を皮切りに、遅くとも10号以内には続きか別の作品が描かれているんだけど、『秘密』の最終回だけは前話から30号、月日換算で約2年半も間が空いていて、相当悩んだんだろうなって感じる。 他社から出ている幾花氏の既刊『幾日』には、収録作全編に共通するある要素があって、R18作品としての珍しさと、ある種の真面目さを感じて興味を持ったんだけど、この『丹』も、違う形で幾花氏の真面目さを感じられた気がする。
恋は甘さだけじゃないし、SEXは魔法じゃない
エロマンガ界で異彩を放つストーリーテラー、幾花にいろ先生の最新刊。前作『幾日』とは少し趣向が変わり、今回の連作エピソードは上手くいかない恋愛の苦さがテーマ。登場人物たちは大なり小なり劣等感やままならないものを抱え、恋愛にもどこか影のあるキャラ造形になっている。自分には不釣り合いなくらい美しい彼女に気後れする冴えない主人公をはじめ、即物的な快楽に走る人、ままならぬ人間関係からヤケを起こす人など、不器用で上手く生きられない人々の悲喜交々がストーリーの軸だ。誰かを好きになっても必ず成就するわけではないし、身体と身体が繋がっても心まで繋がりきれない。そんな上手くいかないビターな恋愛劇を、どこか達観した視点で描き切った怪作だ。エロマンガとしてもしっかりしており、淡泊な線で描かれる生命力に満ちた絡み描写は、爽快感すら感じさせる。オススメ!
世界観がつながっている
前作『幾日』と同じように世界観がつながっている。4〜9編では、みんなそれぞれ親しい人にも話せない裏側の事情を抱えていて、孤独感が漂う。
1編「やむまで」 コンビニ帰り
2編「軟着地」 コンビニで出会うミホとドウノシマ
3編「落花流水」 2編のふたりがレジにいる。オキシマさんにソープの匂いがある
4編「秘密」
5編「彼女の秘密」 マリナがソープで働いている
6編「彼女の秘密2」
7編「それぞれの秘密」 満員電車にドウノシマがいる
8編「それぞれの秘密2」 コンビニの駐車場でソープの客と待ち合わせ
9編「彼女の秘密3」
10編「秘密」
11編「開き直り」
エロ漫画だからといって、頭を空っぽにして描けるわけではない作家性が滲み出ている
幾花にいろ先生の成人漫画デビュー作「開き直り」から収録されているものです。単体作品もありますが、世界観に緩やかなつながりがあり、全体として恋愛ドラマ色の強い一冊になっています。
特筆すべきはシリーズ作品「秘密」。あとがきではハーレムものを描くつもりだったらしいのですが、にいろ先生の恋愛観や作風のせいで、普通の男子が複数の女性と関係を持つための経緯とその結果が、非常に生々しく描かれています。『彼女の秘密II』で結ばれてハッピーエンドという展開ならありがちだったかもしれませんが、『秘密III』と『最終話』に作者性が前面に出て、作品に深いリアリティを与えてくれました。
SEXシーンを描きたくて描いたというよりは、男女の恋愛での初SEXまでのプロセスと、その後の変化を重視している作品なので、ひとつの漫画としても楽しめます。とはいえ、ヌくためのエロ漫画として使えるかというとそうとは限らず、作画の高さとSEXの熱さ・冷たさの表現の両方が際立っており、十分に楽しめます。さらに、細かな表情の変化が醸し出す空気感が魅力で、触れずにはいられなくなるんです。この一本の恋愛モノとして、是非おすすめしたい作品です。
いい
ストーリーも含めて良かった。キャラは魅力的だし、性的描写がかなりエロくて刺激的。登場人物たちがとても気持ちよさそうに見えるのもいい。絵柄も好みだ。
素晴らしいクオリティ
絵のタッチが大好きです。実用性も
ストーリーもキャラクターの心情が丁寧に描かれていて、読んで幸せな気持ちになりました。
一般向けの作品も描かれていて、そちらもおすすめですが、成人向け作品ならではの表現の良さも持つ作家さんだと思います。ぜひ読んでみてください。
待ちに待った新刊です。
以前の単行本と同じく、絵のエロさと話の引き込みは抜群。抜く絵が多いのに、登場人物の心の動きが気になって、話の続きがとても気になり、勢いよく読み進めてしまいました。エロい女性がヨガをしているシーンが多いのに、ドラマ性がしっかりしていて、セックスは物語の節目として描かれている感じです。こういう伝え方が適切か分かりませんが、本当に面白くて素晴らしい一冊でした。ぜひたくさんの人におすすめします。
線の細いキャラが好きな人にはおすすめ
初期作から読んでますが、表紙と中身のクオリティの差を感じさせない作家さんです。少し暗めで内情寄りなお話が多いけど、線の細い女性キャラがセリフとともに魅力的。次回作も楽しみにしています。
凄いし、好きな漫画
なんだろうね、なんでこんなに現実味があるんだろう。
あんまりこういうことをダラダラ説明するもんじゃないかもしれないけど、
例えば『柔着地』の、
「俺はひとりで飲む派なの」から、
「アタシは誰かと飲む派なんです」みたいなところ!!
生々しさというか、没入感というか、とにかく凄みがある。
エロも人生の一部なんだと思いましたね(合掌)
書籍版は装幀も綺麗なので、
中身が気に入った人はそちらもおすすめです!
寝取られではなく逆寝取られなので注意
寝取られではなく逆寝取られの話題なので注意。タイトルどおりの内容です。寝取られを探している人は回れ右。私は逆寝取られを期待していたので少しガッカリしましたが、絵は上手いしストーリーも丁寧に作られていて、全体として高レベルだと思います。要は、FANZAさんに逆寝取られのタグをもっと増やしてほしいということ。性癖が正反対だからです。