「不倫男にしっかり仕込まれちゃったから…」という衝撃の出だし。秘境の旅館を目指す一人旅の途中、眼鏡をかけた美しい女性と出会う。人里離れた登山道で、同じ旅館を目指していることが分かり、彼女の疲れに気づいた主人公は同行を申し出るが、彼女は迷惑そうに断ってしまう。
到着してもモヤモヤは残る。露天風呂へ向かうと、湯船に浮かぶ光景が印象的で――そんな視線の交わりをお互いに感じつつも、距離はぎこちまう。実は、男女入れ替え制の時間を彼女が勘違いしていただけだった。とはいえ気まずさは残り、もう顔を合わせるのも難しいと思って部屋に籠っていると、地酒を手土産にお詫びの訪問がある。
話を聞くと、彼女は傷心の旅人。好きだった人に奥さんがいたという現実を打ち明けられ、二人の間に静かな共鳴が生まれる。彼女はふと口にする――不倫温泉旅行…エッチじゃん…と。そんな一言が、こちらの心を見透かすように響き、ふたりの距離はさらに近づいていく…



エロ漫画の感想
フェチ心をくすぐる濃密なH。エロさ抜群のヒロイン
物語は始まってすぐ、デニムパンツにぴっちり包まれたヒロインのお尻と、入浴後の浴衣姿から覗く色っぽい首筋。安定の楝蛙先生がフェチ心をくすぐって興奮を高めてくれる。
本作のヒロインは、地味めな見た目とは裏腹にエロさが際立つタイプ。自分から誘うように浴衣をはだけさせて胸をちらりと見せ、主人公のものを口づけと愛撫で熱く溶かしていく。本番では自分のペースで快楽を深め、視線を落とさず相手を引き寄せる。彼女の言葉と仕草が、二人の夜をさらに熱くしていく。
静かな温泉旅館の雰囲気の中、怒涛のような情熱が展開される。盛り上がる場面はしっかり描かれて、読み終える頃には体温が上がっているはず。
この情事はこの一夜だけなのか、それとも続きがあるのか。続きが気になる展開で、つい先を読みたくなる。