――春の温かな日差しが溢れる野山に、「色吹きお鍋」と名乗る一匹の狸がいた。お鍋は冬の眠りから目覚め、すっかり盛り上がっていた。疼きを和らげるために竹の子を探しているうちに、人間の暮らしにたどり着く。
そこで目にしたのは、ウブでじれったいカップル。思わず「なんで交尾しないの?」と心の中で叫ぶ。自分には相手がいないことに腹を立て、女の子の姿に変身して、学校帰りの少年を小さな社で誘惑することに決めた…!!
キュートなタッチと昔話のような展開が絶妙に組み合わさった、異端ながらも魅力的なエロ漫画の傑作♪
■単行本未収録のおまけ後日談「お鍋の花」も収録!
お鍋がゆく



エロ漫画の感想
お鍋がゆくのその後物語!単行本に載っていない話が追加されてる!!
花 flowersの単行本に新たに追加されたお鍋がゆくの後日談、短編版がめちゃくちゃ面白い!
春の陽気の中で物語が始まり、冬の間に穴にこもっていた色吹き狸のお鍋が目を覚ますんだけど、近くの大きな竹で自分をスリスリしてる姿が可愛すぎ!
それで疼きを抑えるために若い二人の男女がいい雰囲気なのに何にもできない様子がもどかしい!お鍋は思い人の女の子に変身するんだけど、その姿が本当にエロ可愛くて最高。少年を化かしても彼が無垢すぎて手を出せないのがまた面白い!
雨の中でお鍋が雨宿りするシーンがあって、透けた服から見える丸みがかったラインが印象的。古来より万病に効く的なギャグも秀逸で、顔がギャグっぽくなるのがツボにはまった!
少年のしょうくんが可愛くバカにされつつも、本当の力が発揮される姿にはドキドキ。化かされたのはお鍋の方で、そのシーンがまた見もの!
さらにお鍋が興奮しすぎてちょっとしたハプニングが発生し、お社の神様に助けを求める姿がコミカルで笑えます!
体の雷鳴が轟く中でのやりとりがあって、結局間違った場所に入れちゃうのが滑稽で、「もう人にイタズラしない」と誓うお鍋が面白い!
しょうくんにキレるお鍋、そして本物のよっこが現れたときの展開も絶妙。助かる二つの存在が絡み合う様子が面白くてたまらない!
最終的にはよっこがしょうくんと素敵なひとときを過ごすシーンがエロ可愛く、見ごたえ十分。お鍋が冬を越えるために男子に求める体になっちゃうのも新鮮!
全体的にエロギャグやボケ、ツッコミが多彩で楽しく、ナレーション式で進行するので、まさに一度読んでみたくなる物語です!