私の願いは

私の願いは

「私をっ めちゃくちゃにしてくだーー」
飢えに苦しむバロンは、エルフの女賢者・ウェンに助けられた。ウェンによれば、触手は獲物を快感で捕らえ魔力を吸う生き物。彼に魔力を供給する薬が必要だが、実験はうまくいかず、バロンは日々苦しむ羽目に。そんな彼の頑張りを知ったウェンは、自らの身体を差し出すことを決意し、互いに新たな運命を紡いでいく。

エロ漫画の詳細情報

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作家
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ページ数 24ページ
配信開始日 2025/03/21 00:00
ファイル容量 23.7MB
ファイル形式 EPUB形式

エロ漫画の感想

  1. Ayumu Kohiyama Ayumu Kohiyama

    究極のエルフと触手の物語

    エルフと触手を題材にした作品を探すと、かなりの数がヒットするはずだ。でも、世界観やエルフと触手の関係がここまで丁寧に作り込まれている作品は、他にない。

    まず世界観がいい。触手は人類を捕らえ、魔力を吸って生きる天敵。人類は触手を根絶・駆除する世界。冒頭、飢えで死の淵にある触手をエルフが救う。エルフはタイトルにもある私の願いを口にする。「人類と触手が共存する世界を目指し、人を襲わなくても魔力を供給できる薬を開発すること」。しかし薬は未完成で、完成させるには被検体になってもらうよう触手に依頼する。触手も慈悲深いエルフの想いに心を動かされ、バロンという名を与えられ、被検体兼執事としてエルフに仕えるところから物語は動き始める。

    そこからエロへの展開の仕方も巧い。ある日、飢えで苦しむバロンをエルフは見つける。自分の獲物が目の前にいるのに襲わず、飢えで死を選ぶ彼を見て心を打たれたエルフは、自らの体を差し出す。バロンも、エルフを救おうと自分を犠牲にすることを決意し、彼女を抱くことになる。

    エルフはこの時初めて、触手の脅威を身をもって知る。粘液による催淫効果は絶大で、はしたない声が漏れそうになるのを必死にこらえるが、胸の愛撫だけで身を焦がされてしまう。

    薬の開発が進まないまま二度目の飢えが来る。前回よりも激しく求められ、ついには秘所まで触手が伸びるが、エルフの懇願を受け、バロンは一線を越えることを踏みとどまり、下着越しの愛撫だけでまたエルフはイかされてしまう。

    その後、定期的に飢えが訪れるたび、エルフは身を捧げるが、バロンは一線を越えることはなかった。だが、何度も捧げたことで、エルフの体は淫らな方向へと開発され、夜はひとりで疼きを鎮めていく日々が続く。

    薬の効果を高める成分を見つけ、燻る疼きを忘れるため研究に没頭した結果、薬はついに完成する。最後に体を差し出した後、もう二度と触手による快楽を得られないかもしれないという思いから、エルフは堕ちはめになってしまう。「やめないで」と触手が告げる。「私の使命はお嬢様の願いを叶えること」エルフは願う。「私をめちゃくちゃにして」。ここで、タイトルの真の意味が明かされる。

    以降、圧巻のクライマックスはご自身の目で。