「何があっても、私のことを愛してくれるよね…?」
婚約者のあいみに誘われ、彼女の地元の村に訪れた健太(けんた)。
カノジョと一緒に案内された部屋には、なんと村の男たちが待ち構えていた!?
一体何が起こるのか、そして「まわし」と呼ばれる因習に対して、未来の夫とされる健太が下した決断とは……。
「何があっても、私のことを愛してくれるよね…?」
婚約者のあいみに誘われ、彼女の地元の村に訪れた健太(けんた)。
カノジョと一緒に案内された部屋には、なんと村の男たちが待ち構えていた!?
一体何が起こるのか、そして「まわし」と呼ばれる因習に対して、未来の夫とされる健太が下した決断とは……。
エロ漫画の感想
斬新な「現代的な因習村」でまさかのハッピーエンド
因習村モノでNTRといえば、「いかにカップルをムラから出さないか」や「いかに彼女(または彼)が因習に縛られ、巻き込まれていくか」がメインのストーリーになるのが常だけど、本作はちょっと違ったアプローチ。
結局、因習による過酷な性的儀式を経て、2人はムラの男衆に認められ、晴れて受け入れられる。彼らは都心の郊外に引っ越しても、実家からの郵便物のおかげで「ムラの夫婦」としての繋がりが続いているんだ。
「人をムラの領域から物理的に出させない」という従来の因習モノから、「ムラの外に出てもムラビトはムラビトであり続ける」という新しい形への転換が興味深い。
斬新さと、過酷な集団セックスの中でも未来の夫を応援するムラの男衆のコミカルさが印象的で、思わず笑ってしまった。もちろん、全体としては「抜けるか?」と聞かれれば、正直なところ微妙だけど、こういう作品もたまには読んでみるのも良い勉強になるかも。
ラストの2ページで夫婦の表情と短い会話だけで物語が成り立つという構成力と画力が印象的で、セックスの描写もレベルが高いから、いつかエロの方向にがっちりハマる作品が出てきたら嬉しいなと思ってる。