夢侵すルクスリア 前編

夢侵すルクスリア 前編

ある雨の夜、ひとりの少女が教会の扉を叩いた。彼女の顔は若々しく、濡れたマントを脱ぐと、服越しにわずかに際立つ胸が見えていた。
その瞬間、彼女は優しい笑みを浮かべて神父を迎え入れ、お礼の気持ちを込めて彼の頬にそっと唇を寄せた。
――それがきっかけだった。目を覆いたくなるような艶やかな夢が、彼女を妖しく誘い始めたのだ。

エロ漫画の詳細情報

シリーズ名
作家
掲載誌・レーベル
出版社
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ジャンル
ページ数 26ページ
配信開始日 2023/06/30 00:00
ファイル容量 26.6MB
ファイル形式 EPUB形式

エロ漫画の感想

  1. はるか はるか

    エロいだけじゃない、圧巻のストーリー構成

    一人の少女が神父さまの前に現れたことで、神父さまの夢と現の境は徐々に曖昧になっていく。それにともない彼の抑圧していた本能と理性の境界も曖昧になる。最後は全部がひとつに爛れて、熔けてて、壊れていく。

    エロさと実用性も抜群なんですけど、ストーリーの方にも本当に救いようがなくて、ほんっとにもう、覆い被さってくるようなダークファンタジー感に惹き込まれます。
    背徳と耽美と欲望の織り成す圧巻のシナリオ、としか言いようがない。

    プレイには玩具がいっぱい使われ、女の子の人格も無視されるハードな内容ですが、神父さまにもそうしないと心を保てない理由があって、先にそっちを見せられ彼に感情移入すると、普段はそういうの苦手なのに読めちゃいましたね。

    読後感も重苦しい。誰も救われていないのに、なのに、何か救いがあったような錯覚を引き起こしてしまう。
    しかしそれがいい。

    買ったのはずいぶん前ですが、好きすぎて、忘れた頃に何回か読み返してしまっています。

    ただえろいだけじゃ物足りなくてストーリーを楽しみたい人にはホントにおすすめですから、ぜひ読んでみてください。表紙でお分かりかと思いますが、中身の作画も素晴らしいです。

    この作家さんの他の作品も是非読みたいのですが、本作品しかないのが残念です。