ひめさまおとし

エロ漫画の感想

1. 神谷浩史

   2022年6月6日

   よかった

   柔らかく可愛らしい絵柄と濃密なエロシーンのギャップに興奮しました。収録作の中で「ダイヤモンドとジルコニア」シリーズが特に印象に残っています。純真なお嬢様が男たちの欲望に飲み込まれ、淫らな世界に堕ちていく過程が丁寧に描かれていて、大人数乱交シーンの迫力はとても引き込まれました。輪プレイが好きな人にはおすすめです。

2. いしぐり崇之

   2022年5月23日

   愛の仮面

   かなりハードなプレイが好きな人には、絶対ピンとくる一冊。絵も内容もクオリティ高めで、積極的な女性と受け身な女性のパートがしっかり分かれて描かれているのが特徴。特にお嬢様キャラと生徒キャラの対比が好みなら、この作品はまさにツボにはまるはず。

3. 鈴木二郎

   2021年12月8日

   入れ替わりの傑作

   所収されている中編が傑作。結婚前に3日間だけ自分とそっくりな庶民（妙）と入れ替わり、自由を謳歌しようとするお嬢様（雪緒）。しかし、妙が娼婦だったために、客とセックスをすることになってしまう。世間の厳しさを知り、城へ帰ろうとしたものの、泥沼にはまってしまう雪緒。そこへ迎えに来た男は、なんと自分の父親。父親は、自分の娘に欲望を抱き、妙を娘に見立てて知り合いを集めて乱交パーティーを開催していた。父親や上流階級の男たちの欲望に触れて絶望する雪緒。一方、妙は巧みなテクニックで、雪緒の婚約者の正嗣と楽しんでいた。結婚式の前日、正嗣の前で雪緒と妙は鉢合わせ。雪緒は正嗣の愛情に最後の期待を寄せていたが、気づかれず、「娼婦と婚約者と同時にセックスするのも悪くない」といった特殊プレイを要求され、完全に自分の生きてきた世界を捨て去る。そして二人の運命は。
   この中編は、お嬢様が男の性欲を知り、絶望しつつも生き方を問い直すという展開が印象的。あくまでペニスによって規定された世界の中でのビルディングスロマン的なものであり、男性中心主義であることは否めない。その点で限界はあるものの、その中での女性の主体性が浮き彫りになっているように見える。ペニスによって規定されている世界のわずかな裂け目を見つけたお嬢様の物語。清廉潔白ではなく非常に歪んでいるが、フェミニズム的な視点に触れたエロ漫画だと思う。

4. 連装砲君

   2021年11月18日

   良かった

   先生に欲情する女性キャラが登場するシーンに惹かれて購入。なかなか楽しめました。