変身

変身

『COMIC X-EROS』の魔王・新堂エルが描く、ワニ初の単行本。たった一度の過ちに翻弄される少女の欲望と挫折を描く官能長編。高校進学を機に非モテからリア充へと転身した吉田咲は、一時の高揚感からナンパで知り合ったハヤトに身体と心を預けてしまう。ハヤトとのキメセクにのめり込む日々は、少しずつ咲の世界を変えていき、やがて彼女自身に牙をむくことになる――。深淵から伸びる魔手に嬲り尽くされる、圧巻の一冊です。

エロ漫画の詳細情報

シリーズ名
作家
掲載誌・レーベル
出版社
カテゴリー
ジャンル
ページ数 251ページ
配信開始日 2016/09/02 00:03
ファイル容量 62MB
ファイル形式 EPUB形式

エロ漫画の感想

  1. しんのすけ しんのすけ

    変身(WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)

    エロさは強いんだけど、読み終わるとふと『マッチ売りの少女』のことが頭をよぎる。不幸にしかならなかった少女の物語だけど、それだけじゃなく社会的メッセージが深く刺さってくる。「どうして彼女は幸せになれなかったのか?」と考えさせられる。エロさとメッセージの両立が、作品をぐっと引き締めている。

  2. ザク ザク

    変身 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)

    軽い気持ちで読んだら、後悔が押し寄せてきた。読み終えた後も心の中が整理できず、他の人の感想を見て自分を落ち着かせる羽目に。作者の得意とするえぐい描写が、心の痛みをさらに深める。

    ここまで心を殴りつけるようなエロ漫画があっただろうか?死ぬまで心に残る作品だ。エロ漫画というより、成人向け漫画って感じがする。私のように軽い気持ちでぜひ読んでみてほしい(ひどい)。心構えて読むより、そっちの方が絶対にいいよ。

  3. みやこ

    キツいけど心に残る

    ラストシーンはかなり衝撃的。人を選ぶ作品です。作画は高水準で、1話は単純にエロいなぁという印象でしたが、話を追うごとに主人公が悪い方向へどんどん転落していきます エロ目的だけで買うと大怪我します(笑)

  4. 加藤茂

    フィクション要素が足りない

    ものすごくリアルな展開。リアルな薬、リアルなクズ男、リアルなセックス。描写は文句なしにエロさを表現できてるけど、目の前の誰かに見つけられたらどうなるんだろうって思うと、なんだか哀れにも感じちゃう。楽しく快楽に落ちるヒロインと一緒にいきたい人には向いてないかもしれない。

  5. 松岡禎丞

    キツかったけど救いがあってよかった

    表紙の印象だけで衝動買いしてしまった一冊。かつて優等生だった女性が外見を整えモテるようになってから、薬物に手を出したり性的トラブルに巻き込まれたり、家庭では実父と関係を持って家を追い出され、妊娠して裏社会にハマり、ホームレスにまで落ちると、かなり重くて辛い展開が続きます。途中は読んでいて胸が締めつけられる思いでした。あらすじをきちんと読んでいなかった自分を反省します。とはいえ最後には救いのある結末で、希望を感じられてよかったです。

  6. 山根和典 山根和典

    個人的には最高!

    クスリやいじめ、近親相姦なんてテーマで、ヒロインが結構酷い目にあいながらも、どんどん堕ちていく話でした。
    超能力や奇跡なんかが登場しちゃったら、逆に面白くなくなっちゃうと思いますが、いかにも周りにいそうな高校デビューした女の子が主人公ってのがすごく良いです。
    地味なJCから華のJKへ、さらに大人になりたい女の子から薬中、最終的には母へと変わっていくヒロインの姿が健気で、でもちょっと報われない感じが、とても可愛く思えました。
    賛否両論はあると思いますが、私としてはストーリーも絵も最高でした!

    是非読んでみてください!

  7. 茶漬彦 茶漬彦

    大人向けの醍醐味

    めちゃくちゃ胸くそ悪い展開だけど、めちゃくちゃいい作品だった。登場人物はみんなゲスで、それが逆にすがすがしく感じられる。これぞ大人向けの作品だと思う。好きな人には全力でおすすめしたい。パパ活おじさんのビジュアルとセリフ、どちらもとてもよかった。ロマンがぎっしり詰まってた。

    救いはあるのか、ないのか。最後まで読んでほしい。

  8. ズワイガニ

    物の怖さと利用される犠牲者

    エロ漫画だと思ってたら社会派作品だった。日常にいそうな女の子が非日常へと突き進んでいく展開が印象的。

    他人からの承認欲求を過剰に求めた結果、人に利用され、物により居場所を奪われ、搾取されていく人生を丁寧に描いた大作だと思う。

    現実は他人事じゃなく、女性はもちろん男性でも同じように奪われ続ける人生はあるだろうと、読み終えたとき胸がざわつく、胸糞悪さと感動が混じった気分になった。

    新堂エルさんのエロ絵は綺麗で抜けそうにも思えるけど、肝心のシナリオが気になって、結局エロ要素は使われずじまいだった。

    グロ表現はそこまでじゃないが、所々流血描写あり。鬱要素がひたすら胸糞悪くて耐性のない人は要注意。耐性がある人には必見の作品。おすすめします。

  9. koramame

    俺はそう思わない

    タイトルからして、他の人の意見を見ればネタバレ必須だとわかるよね。カフカの影響を受けてると思うけど、この作品はエロさが際立っているんだ。ストーリーの中身を想像できちゃったとしても、買って損はない一冊だと思うよ。

    他のレビューを参考にして購入したんだけど、カフカの変身に比べて、最後には少し救いがあったね。それが夢か現実かわからないけど、それが人それぞれの感想の違いなんだ。

    多分、この作者の渾身の作品なんだろうね。いや、まだまだ期待できると思うよ。

  10. 杉山 真

    かわいそうかわいい

    誰かに愛されたいと思って、彼女はどんどん堕ちていく話です。ラストは号泣したけど、彼女にとってはそれが幸せだったのかもしれない。いちばん印象に残ったのは、お客さんのおじさんだった。

  11. るるるる るるるる

    奇跡も魔法もあるんだよ

    全編通して主人公の運命は切ないけれど、一度は読んでおく価値があるかも。救いがないなんて、ちょっとやりきれない!

  12. へっぽこライダー

    ひたすら堕ちていく主人公に鬱勃起不可避

    新堂エル作品の雰囲気を思わせる、鬱展開がひたすら続く。男たちの欲に塗れ、痛々しく堕ちていく主人公。とはいえ、その痛々しさの中に潜む強烈なエロさが癖になる。こういうジャンルが好きなら、ぜひ読んでほしい一冊。鬱展開が苦手な人は要注意。

  13. 中西智代梨

    辛いけど一読の価値あり

    とにかく、主人公が幸せを求めるあまり、周りに流されていいように使われ、不幸になっていくストーリー。新藤エル先生の絵がとても素晴らしく、感情が伝わってきて心が痛みました。周りに幸せを求めて自分を蔑ろにすると、こういう結末になってしまうのも仕方ないのかもしれません。ラストのおまけは、メイキング映像風で少しだけ救われる気持ちになりました。次も新藤エル先生の作品が楽しみです。

  14. shin

    深いい

    愛を求めても待ちぼうけを食らうだけ。人はみな孤独で、自分のことがわからないから人から愛をねだるけれど、求めれば求めるほど手元から離れていく。人の弱さと、なぜ堕ちるのかを痛烈にえぐるような作品で、他人事とは思えない。誰もが部分的に何かの奴隷でいたがるし。先の話みたいに目を背けたくなる場面もあるけれど、それ以上にいい作品だと思う。エロ漫画でありながら中身がしっかり詰まっていて、本質を描き切った作品だと感じる。絵はとても上手くて質が高い。読む価値は十分にある。

  15. しまにゃん しまにゃん

    痛々しい・・・

    性的な描写はすごいと思うけど、主人公が痛々しすぎて楽しむ気にはなれない作品だった。登場人物がひどすぎて、主人公を貶めるためだけに存在してるように感じたし、エンディングの演出もなんだか哀れを誘う。今まではどんな作品でもある程度は楽しめたけど、最初から最後まで全く心が動かなかったのは初めて。EDになったかと焦ってしまったくらい。正直、すすめられない内容だった。