全207ページ。紙の単行本掲載分の描き下ろしに加え、カバー下のおまけも完全収録。椋蔵が描く心の傷を、身体で慰め合う男女の春の群像劇。想いを寄せる人に告白してフラれた小衣と相川。慰め合ううち、二人は校舎の片隅で処女を卒業してしまう。好きな人は別なのに、この快楽からは抜け出せない。通話中でも我慢できず、激しく求めてしまう。振られた者同士による不思議な関係が始まる――。
収録作タイトル:ラレフレ 第1話〜第8話
【単行本版】ラレフレ (1)

全207ページ。紙の単行本掲載分の描き下ろしに加え、カバー下のおまけも完全収録。椋蔵が描く心の傷を、身体で慰め合う男女の春の群像劇。想いを寄せる人に告白してフラれた小衣と相川。慰め合ううち、二人は校舎の片隅で処女を卒業してしまう。好きな人は別なのに、この快楽からは抜け出せない。通話中でも我慢できず、激しく求めてしまう。振られた者同士による不思議な関係が始まる――。
収録作タイトル:ラレフレ 第1話〜第8話
エロ漫画の感想
エロ肉体の有効活用
この作者の絵は、普通に上手いだけじゃなくて、体のねじれや女の子の体の柔らかさをうまく表現していて、今作でもそれを十分に発揮している。
内容について。話としては、失恋を経て生まれる爽やかなセックスという流れ。欲を言えば、もっと肉欲に溺れる展開の方が好みだけど、これはこれで悪くない。
エロいし可愛い
エロいし可愛いし、ストーリーもしっかりしているので、ぐいぐいと引き込まれます。ただ、文字が小さくてちょっと読みづらいところもあるので、そこは飛ばしちゃってもいいかもしれません。
エロ絵重視なら、ストーリー重視なら、表紙のキャラ目当てなら?
単行本版1巻の表紙キャラを目当てに買おうとしている純粋な人には、いろいろな意味で絶対に向かないです。
意味不明な理屈を振りかざす展開に引っ張られてしまい、結局はフェードアウトしてしまうタイプだから。表紙だけを理由に買うと、後で痛い目に遭うことが多いです。
寝取られ要素の作品として見ても、オチは肩透かし気味で、そうした属性を求めている人には物足りないかもしれません。
絵が細かくて小さく見づらい
日常シーンにもこだわってるのはいいんだけど、コマ割りが細かくて1ページに7コマも詰め込んであるせいで読みづらい。日常パートは飛ばしてもいいくらいだけど。
エロシーンはかなり上手いんだけど、コマが小さく細部まで描かれているせいで、全体の迫力が少し薄まる感じ。絵は美麗だし全身を描く構図が多いのはいいんだけど、その分、キャラが小さく見えちゃうのが惜しい。
全体としては完成度は高く、エロ描写も魅力的。ただ細かい描写が多く印象に残りづらいのが悩みどころ。主人公がヒロイン視点で進むのが違和感を生むこともあるし、ヒロインのシーンばかり強調されて、視点のバランスが悪い気がする。
表紙詐欺じゃない作品には、つい応援したくなる
1話ごとに売り出してる作品は、表紙と中身のギャップで後悔することも多いんだけど、これは全然違った。絵柄が好みなのはもちろん、適度にキャラが出てきて、表紙と同じくらいのクオリティを感じられた。シチュエーションによって好みが分かれる場面もあると思うけど、個人的には買ってよかった一作です。