ホテルの一室で売春をしていたヒナノ。客がシャワーを浴びている間に財布だけ抜き取って退散を企むも、それを許さず怒りに燃える中年客に首を絞められ、短い生涯は終わるはずだった。ところが目を覚ますと、鬱蒼とした森に囲まれ呆然としていた。獣の頭をかぶった狩人が矢を放ち、太ももを射抜かれて苦痛にのたうち、再び意識を失う。ここは一体どこなのか――そしてヒナノの運命は!? 異世界へ転生した性悪娘が、前世の悪行が祟ったかのような過酷な試練にもがく姿は圧巻。繊細で美麗な作画が際立つリョナファンタジーの逸品です。
転生したらダルマ女子にされた嘘つきビッチ。

エロ漫画の感想
作画はともかく、内容が薄い
話が短いのを差し引いても、物足りなさが残る展開だ。要はクソ女ざまあ系の話なんだけど、男も女も暴力的な嫌がらせしかしない。悪人が自分の悪さを思い知って消える、という筋としてはかなり薄いと言わざるを得ない。
作品には最大の賛辞
これに興奮や共感、興味を持てる感性が備わっているかと思うと、正直人間が少し嫌いになってしまう。
それでも、ここまで心を揺さぶられる作品は、すごいと思う。
嘘つきなの?この娘
転生は悪くないんだけど、どこが嘘つきなのか分からなかった。可哀想な話にしたかったのか、ギャグなのかが微妙だった。抜きどころもなく、被り物の人が面白かっただけで、買って損した感じ。
なし
全然おもしろくもエロくもなかった。やってることが過激なだけで、結局それだけだった。
「ダルマ」を表題にした唯一の作品
最近読んだいだ天ふにすけ先生の作品で、人の不思議、というよりも漫画表現の深さを思った。同じように『エログロ』の深遠も思う。『エロ』は分かりやすいが『グロ(残虐表現)』はどこまでも深い。ことの初めは氏賀Y太先生の『アンナお嬢様の屋敷留学』だった。『四肢切断』に目をむいた。『ダルマ』というらしい。何が起こっているのかわからなかった。すさまじい衝撃だった。その後『リョナキング』『ネクロシス』という雑誌の存在を知り、『リョナ』の意味を知った。最近『エログロス』という雑誌の存在も知った。『耐性のない方の閲覧はご遠慮ください』とわざわざ補足がある。肌が泡立つ。あっきー先生の『肉壷の悲恋』も衝撃的だった。『肉壷』とはダルマと同じ意味かと思ったが、ちょっと違っていた。『オナホ人形』なんて言葉もある。そして本作に至る。知る限り『ダルマ』を表題に使った唯一の作品だ。『転生』でファンタジー、『ダルマ』でグロ、『ビッチ』でエロ、『嘘つき』でダーク。すごい組み合わせだ。そして絵が可愛らしい。感性の振り幅が大きくて、めまいがする。人間の感性ってすごいって思う。
女の子を物として扱っている
ピアスを開けてリング同士を結ぶ場面がとても印象的だった。舌にも穴を開けて結ぶ描写はエロさが際立っていて、天才的だと感じた。個人的には、もう少し可哀想さが強く出てもよかった気がするけど、全体としてすごく良かった。もっと早く知っておけばよかったと思う。