薄氷の彼女たち

薄氷の彼女たち

澱泥カカリヤが送る心の震える作品集、ついに登場!

初めての想いを大切な彼に捧げたい…そんな願いが、思わぬ tragedy に変わる時。

父が双子の姉妹に向ける不条理な愛、果たしてその瞳に映るは悔しみか、それとも喜びの象徴なのか!?

母を亡くし、父子家庭で育つ双子の姉妹。彼女たちは父にとって、ただの欲望のはけ口だったのだ。

避妊のない地獄から逃れるために、ふたりは重大な決心をする!
コミックMate L連載の長編『重い縄』が全話収録されています。

◆収録作品◆
【重い縄 第1話】
【重い縄 第2話/サラとソーマ】
【重い縄 第3話/共犯者たち(1)】
【重い縄 第4話/共犯者たち(2)】
【重い縄 第5話/わたしたち。】
【小さな恋のメロディの壊し方】
【ゆうわく。】
【幸せになれない私たち】
【暗いトコロへ】

全9タイトルをお楽しみください!

エロ漫画の詳細情報

シリーズ名
作家
掲載誌・レーベル
出版社
カテゴリー
ジャンル
ページ数 199ページ
配信開始日 2023/02/24 00:00
ファイル容量 112MB
ファイル形式 EPUB形式

エロ漫画の感想

  1. 96猫 96猫

    薄氷の彼女たち

    人によっては胸糞な展開もあるかもしれませんが、個人的にはこのジャンルが好きなので評価は高めです。キャラデザインは男女ともに過度に派手だったり不細工だったりすることなく、自然で好印象。局部は黒線で隠されており、視覚的な抑制と雰囲気のバランスが取れています。

  2. いな いな

    「家庭内や学校内での被虐ティーンを生々しく描いた連作。」

     成年誌でも酷い性行為を描いた作品が多い中で、澱泥カカリヤ氏の作品は特にリアルで、しっかりしたキャラクター描写と重いストーリー展開で際立っています。全て虐待やいじめをテーマにした短編集で、ペンネームはおそらく安部公房から取られており、文学的な香りが漂っています。安易なエロマンガには終わらない冷徹な視点があり、読者に強い印象を残しますが、少し萎えてしまうこともあるかもしれません。
     キャラクターは写実的で、あまり醜悪な人物は登場しないので、その点では安心感があります。
     ・重い縄シリーズ5編。
     主人公の双子姉妹「紗奈と紗羅」が実父やゲーム仲間、塾講師と次々と信頼すべき大人たちに裏切られ、虐待を受ける様子を描いています。しかし、姉妹はただやられっ放しではなく、唯一の信頼できる相手であるお互いの力で過激ながら自由を勝ち取っていく姿が感動的です。
     しかし、最終話ではかつての初恋の相手に対して、自分たちが受けた虐待と同じような形でしか愛情を表現できない様子から、彼女たちの心の傷の深さが伺え、安易なハッピーエンドには終わりません。
     他にも小学生同士の無邪気な愛情が年長の少年によってめちゃくちゃになったり、信頼していた教師や親友に裏切られるいじめられっ子の話、善良だった優等生が劣情とクラスメイトの煽りに影響されてしまう物語など、どれも居たたまれない内容です。
     単なるポルノに留まらない作家性を感じさせる、非常に良い漫画家さんです。おすすめです。

  3. 西村大介

    表紙の絵が素敵で購入しました!

    表紙の絵が素敵で、かわいい子を凌辱される展開を期待して買いました。結果は期待通り、いや、期待以上かも。気持ちが昂って辛くなりそうだったので、最後の方はストーリーを追わず、絵柄だけを楽しみました。そういう点では、ある意味とても上手な作者さん。ただ、感情移入しやすい人には、気楽には楽しめないかもしれません。でも、結局は読んでしまうんだけどね

  4. まるちっぽ まるちっぽ

    かわいそうなのでぬく

    この作品は、ちょっと不安になるようなテーマを扱っていますが、そういうのが好きな人にはたまらないと思います。登場人物たちの厳しい状況に共感を覚える一方で、興奮を覚える要素もあるので、感じやすい方には特に刺さる内容かもしれません。興味がある方にはぜひ手に取ってみてほしいです。

  5. 山根和典 山根和典

    可哀想なのは抜けない

    試し読みの時点だけでも分かるけど、かなり辛い展開が続く。読み進めるごとに話はどんどん酷くなる。正直、ダメだった。