胸いっぱいの愛を

胸いっぱいの愛を

前作『雨上がりにもう一度』で鮮烈なデビューを果たしたミキトアモンの第2作品集が待望の登場。巻頭の『まるで六月の湖畔を吹く風のように』前後編や『RE:雨とひかり』前後編のような叙情的な作品に加え、『僕は君の犬』『少女コレクション』など挑戦作も収録。多彩なエロスが堪能できる一冊に仕上がっています。

エロ漫画の詳細情報

シリーズ名
作家
掲載誌・レーベル
出版社
カテゴリー
ページ数 204ページ
配信開始日 2022/09/15 00:00
ファイル容量 70MB
ファイル形式 EPUB形式

エロ漫画の感想

  1. うい うい

    女の子は優しい感じでとても良いんだけれども。

    ハッピーエンドが多くてストレスはないけれど、男の迫力が足りないというか、エロチシズムがもう少しあれば良かったなぁ。抜けなかった。

  2. 佐之一郎

    映画みたいな物語が連なる、甘酸っぱさと切なさの一冊

    映画みたいに華やかで、小説みたいに深い物語が一本の本に集まっている。甘酸っぱさと切なさを織り交ぜた短編がいくつも収録されていて、どの話も終章で主人公とヒロインのその後が描かれるのが新鮮だ。表紙と裏表紙には解説が付いていて、読み進めるほど世界観が広がるのが楽しい。舞子という雑誌記者と老舗酒蔵の息子・颯太の物語は、産地偽造の取材をきっかけに距離が縮まり、東京へと旅する二人の絆が描かれる。ほかにも、志保と家庭教師の関係、自動人形の整備士とオートマンの物語、戦闘用自動人形の秘密など、多彩な設定が次々と展開する。どの物語も登場人物の心の揺れが丁寧に描かれていて、読後にはそれぞれの物語が結んだ結末を想像させられる。

  3. 河野助三郎 河野助三郎

    前単行本からの継承と進化

    前作は短編集っぽかったけど、今回は前後編が多くて、一冊の物語にしっかり重心を置いている感じ。前作は可愛いお姉さん系のヒロインが中心だったけど、今回は年下〜若い系のキャラが中心なので、前回のようなヒロイン像を期待していると違和感があるかもしれません。ただ、前作から続投のひかりさんと巻頭カラーを飾る舞子さんの二人もしっかり活躍していて大丈夫です。

    お姉さんキャラも可愛いお姉さんもきれいなお姉さんも大好きなので、個人的には大満足。今回の若いキャラたちもみんな可愛くて良かったです(悠里さんと志帆さんがしっかりと物語を動かしてくれる感じがいいですね)。

    NNLはこれまでと違う、実験的な作風で面白かった。やっぱり私のお気に入りは『まるで五月の湖畔に吹く風のように』。苦味はあるけど、それでも彼らなら大丈夫だろうと思わせてくれる、爽やかな一作でした。

  4. りょうま りょうま

    エロより文学が好きな人向け

    掲載誌の中には一般紙寄りのエロ誌もあるけれど、エロマンガというより、しっかりとしたストーリーにエロを添えた作品だと感じました。前作からの続きもあり、エロだけだとつまらない人にはぴったりの一冊です。

  5. koramame

    前作と比較すると、評価がやや難しくなった・・・・

    ミキトアモン氏のFANZA第二段。

    前作と同様、ストーリー性はとてもしっかりしていて、作者の思い入れが随所に感じられる仕上がりになっています。また、性描写や性器がよりはっきり描かれるようになり、中出しが大半ですが、子宮内に注ぎ込む様子が前作よりも詳細に表現されています。

    でも・・・・・これはあくまで個人的な意見として聞いてほしいのですが、

    好みの範疇かもしれませんが、今回の作品は内容も絵的にもロリっぽくなりすぎている印象を受けました。前作の方がヒロインが大人びていて、特に絵の雰囲気もそうだったのに、今作は全体的にロリヒロインぽい感じがしました。

    絵がロリなところが、作者が描きたかったのかと思うと少し意外です。大人のストーリーという観点から見ると、絵の雰囲気は前作の方が個人的には好みです。

    「六月の湖畔を吹く風のように」「RE:雨とひかり」は、ストーリーが引き続き素晴らしいと感じました。

    やはり儚さがあり、今回はハッピーなエンディングも用意されていて良かったと思います。

    あとは、やっぱりヒロインに対して男がやや弱いですね(笑)。次作ではもっと女を手篭めにして、ベッドでも手荒く扱う男の登場を期待しています(笑)。作者の本意ではないかもしれないけど、たまには良いですよね!

  6. JOJO

    素晴らしい

    芸術作品として新しい感覚を覚えた。作者は絵も描け、話も作れるらしい。二刀流の才が光る。一作目から注目していたが、作品としてさらに昇華されていた。これからも、唯一無二の世界観を紡ぎ続けてほしい。きちんとしたエロスを描きつつ、コマとコマの間に文学が流れている漫画を、私には初めて知った。