あんあん あんはっぴぃ

あんあん あんはっぴぃ

前号掲載『はぴはぴハピネス』の続編。あれから十数年、こゆきは人生の岐路に立つ。進学か、それとも別の道か。ひょんなことから知り合った少女とともに進学の道を選ぼうとするが、待っていたのは薬物に蝕まれた母のひと言だった。『貧乏なあんたが進学する方法は…』そんな一言がふたりの未来をぐぐっと揺らす。過去と現在が交差する、切なくも熱い物語。コミックMate L Vol.7に収録されている作品の単話配信版。

エロ漫画の詳細情報

シリーズ名
作家
掲載誌・レーベル
出版社
カテゴリー
ジャンル
ページ数 28ページ
配信開始日 2016/01/11 00:01
ファイル容量 9.86MB
ファイル形式 dmmb形式

エロ漫画の感想

  1. めーやん

    女性です/きりちゃんさぁ...

    こゆきちゃん何も悪くないのに絶望して、ほんの一瞬だけ希望が見える絶望に戻るみたいな流れ、本当に(泣)
    きりちゃんはきりちゃんでうわべだけの友達なのかな。話をちゃんと聞いてほしい。なんか理由があったんだよなとか、そう思いたくなる。
    私自身、小さいころから家庭の事情で愛情の扱いがよく分からず育ってきて、だからこそこゆきちゃんがそばにいたら、一緒にいい大人になろうと手をつなげた気がする。
    漫画だけど、現実にもありそうな話で読んでて泣いちゃった。きりちゃんのラストにも、思わず涙が出ちゃった。
    こゆきちゃんほど地獄じゃなくても、昔の自分と重なるところがあって、こゆきちゃんには幸せになってほしい。

  2. みやこ

    こゆきちゃん、艱難辛苦は必ず乗り越えなければいけないんだ、強く。

    著者の別作品、はぴはぴハピネスの後日談的なお話です。タイトルには、世の中へのクソみたいな皮肉が詰まっていて、清々しさすら感じますが、この作品もその一つ。楽しい響きの裏には、地獄が広がっていて、一切の希望を捨てよ、という内容になっています。著者の他の作品は混沌の中にも希望を見出すものが多いですが、この作品にはそんなものはなく、終わった後の気持ちは最悪です。画力や構図、台詞は天才的です。シャブ漬けの片親の元に生まれたこゆきちゃんが、悪夢のような日々を送る中、マブダチと出会います。待ちに待った出会いに、思わず涙が出るほど嬉しいのですが、やがて希望の光は消えます。同じ高校に行きたいという切実な願いが、貧困という出口のない迷路に翻弄されて、誰も望まない結末を迎えます。高校進学のため、母親が提案したのは親娘揃ってのAV出演。こゆきちゃんは強烈な拒否反応を抱えながらも撮影を耐えます。その表情や限界を超えた言葉は、直視できないものがあります。純粋な願いが現実に汚される様子は、精神的にかなりきますので、心が疲れている時には避けた方が良いかもしれません。逆に心が疲れ切り、自分よりも悲惨な存在に寄り添いたくなるなら、効果があるかもしれません。『エロ漫画』としては、悲しすぎて使えません。個人の視点での作品評ですが、『エロ漫画』としては受け入れがたい気持ちが強いです。こゆきちゃんの笑顔を思い描くと、何でもしてあげたい気持ちになります。生きることは本当に苦しいのか?生老病死、愛別離苦、様々な苦しみからは逃れられないのでしょうか。こゆきちゃん、本当の友達は離れていても繋がっています。悲しい出来事ばかりで生きるのが辛くなるけれど、ただ生きていてくれるだけで良いんだ。