「屈折した性欲を抱える、君への祝福。」
世界の片隅にいるあなたへ届ける電子雑誌第7弾。表紙はななみ雪が描く、夕暮れの問いかけ。隠していたあなたらしさに手を伸ばす、屈折した愛と性の短編を3本収録。
「まさか私が…小さくなってしまうなんて」
雷に打たれて、身体が縮んでしまった私。たまたま彼氏の弟クンに拾われて助かったと思ったら、弟クンは私のことを自動で動くフィギュアだと思っていて…。
(『オモチャにしないで! -ポケットガール-』/夜灰ゆう)
「おしおきしてっ ルディさまっ」
元人間の少女ラヴァナを飼っている吸血鬼のルディ。
数十年前にただの気まぐれでろくでなしの売女から買った少女だが、彼女は無自覚に男を誘惑してくる魔性の持ち主だった…。
(『血痂輪廻の井戸に愛の花を』/さやかた)
「ナニコレ え 増えてく!?」
少女の煩悩を叶えるかのように、魔法使いによって生み出された立派な肉棒を持った小人たち。
大量の肉棒に全身をもてあそばれ…さらに巨大化した魔法使い本人も現れて――!?
(『小人巨人魔女』/広瀬海斗)
【Line up】
cover
ななみ雪
comic
『オモチャにしないで! -ポケットガール-』/夜灰ゆう
『血痂輪廻の井戸に愛の花を』/さやかた
『小人巨人魔女』/広瀬海斗



エロ漫画の感想
掲載作は減ったが個性的品質はキープ。
【収録作】
1.オモチャにしないで!ーポケットガール-:夜灰ゆう
2.血痂輪廻の井戸に愛の花を:さやかた
3.小人巨人魔女:広瀬海斗
収録作が25%減ったけど、お値段も少しお安くなって、攻めた内容のWeb隔月刊誌。
奇数号は5まで同じメンバーだったけど、本号ではかなC先生が抜けちゃってちょっと残念。
今回は「巨大化」と「縮小化」をテーマにした作品が1と3にあり、2はヴァンパイヤの話で、1950年代の洋画ホラーやSFを思い起こさせる感触がある。どれも本当に良いよ。エロにプラスαがあって、楽しめる。
1は雷に撃たれてフィギュアサイズに縮小された少女が、ボーイフレンドの弟に文字通りオモチャにされる物語。自分は人間だと訴え続ける少女の言葉を無視する弟には、「南君の恋人」の南君の爪の垢を煎じて飲ませたい気持ちになる。
2は娼婦から買った少女“ラヴァナ”を、血袋&性奴としてだけじゃなく可愛いペットとして飼い続ける吸血鬼の話。彼の辛抱強さと不死だからこその魅力が素晴らしい。少し絵柄が変わった印象のさやかた先生、さすが。
3はネットで知り合った魅力的な男性と付き合っている女性の話。彼はキャッチボールや釣りをして、最後に濃厚なキスをしてくれる。そんな日常の中、いろんな大きさに変形した彼氏たちが現れて…。
認知の歪みの恐怖と快感が融合する様子が本当に面白い。
かなりマニアックな内容だけど、絵がドロドロしていなくて、読後感がいいのが特徴。昔の心を折りに来る邪悪な作品とは全然違う。
キスハグの刊行が止まっている今、ぜひ続いてほしい個性派の成年誌だ。
修正は姉妹誌「カイエン」に比べて軽めに仕上がっている。