五時

五時

「いま何時?」山本直樹、6年ぶりの完全新作。

ロングセラー『田舎』から6年、巨匠・山本直樹は今がいちばんエロティック。

捨てられる大量の本。入ってはいけない二階。ブラインドの向こうから、やつらの駆けてゆく足音と歓声が聞こえる。今日もブラインドのこちら側で、わたしは──。

画業40年を経てなお二次元エロス表現の最前線を切り開く、覚醒と静謐のピュア・エロティック・フェアリー・テール。

「マンガ・エロティクス・エフ」にて連載中の『山本直樹 最新作品集』で発表された作品群を収録するほか、単行本未収録レア短編「七時」(8P)も併録。

(目次)
第1話「わたしは今日もこの部屋に来る」
第2話「一日目〜三日目」
第3話「四日目〜六日目」
第4話「あれから何日目になるのか憶えてない」
第5話「わたしはおうちに帰ることにした」

エロ漫画の詳細情報

シリーズ名
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配信開始日 2026/06/29 00:00
ファイル容量 0MB
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エロ漫画の感想

  1. いしぐり崇之

    書斎を舞台に成年男性によるS学生へのゆっくりと時間を掛けた開発。

     【収録作】
     (五時)Ohta Web Comic 2023年2-2025年3月、MANGA EROTICS F 2025年4月―2026年4月
    1.第1話:プロローグ 今日も私はこの部屋に来る
    2.第2話 一日目~三日目
    3.第3話 四日目~六日目
    4.第4話 あれから何日目になるのか憶えていない
    5.第5話 わたしはおうちに帰ることにした
     (七時)MANGA EROTICS F vol.65 2010年9月
    6.七時
     +
    ・あとがき
    ・FANZA限定特典 『五時』下描き集

     1980年代から間を空けながらも成年向け作品で若いヒロインを登用したエロスを追求する山本先生の作品集。
     五時:主人公の交わりの場となる書斎は、どこか幽玄な、現実離れした空間に見えます。
     書物好きな女子が浩瀚な蔵書に釣られて上がり込んだ家で、スキンヘッドの成人男性にじわじわと開発される様子をひたすら描いています。
     ヘンリー・ダーガー、四谷シモン、ヴァルテスと言った、芸術作品として認められた(でもキワドイ)画集・写真集を見ながら知力と性力を開発されていう様子がエロティックです。
     実は蔵書の元主であった成年の亡くなった父親の幻影がヒロインに書を捨て外に出よと導く様なラストが印象的です。

     七時:中々食事をする場所に辿り着けないブニュエル的状況を上手く描いた短編。

     「練習」シリーズが掲載されていなかったのが残念です。
     見本をご覧になってクセの有る男性キャラが気にならなければお薦めです。

     修正は強め~性器は白抜き~でした。残念。

  2. ぽん ぽん

    山本氏ならではのエロス文学

    久々の単行本、待ちわびました。相変わらずの唯一無二の世界観は健在で、時代に流されない画風が逆に新鮮に映ります。

    ただ、個人的には「田舎」の方が読みやすくて好みでした。

  3. 日野優太 日野優太

    五時

    山本直樹、6年ぶりの完全新作。前作『田舎』と同じ系で、成人同士が静かに情を交わすような話だ。しなやかで品のある細線で描かれる女体は、以前より洗練されていて、筆致の美しさに思わず見惚れる。山本作品にはいつも閉塞感や切迫感、そして言葉にしがたい切なさが根っこにある気がする。本作もエロティシズムを前面に出しつつ、その奥にはどうしようもない寂しさが漂っている。ただ官能として読む人もいるだろうが、私はその寂寥感に満ちた独特の空気感に胸を打たれるのだ。進化を続ける山本直樹が、この先どこへ向かうのか楽しみでならない。

  4. りょうま りょうま

    耽美なまぐわり

    山本直樹の作品は一種の文学だと思う。エロを徹底的にフォーカスしつつ、物語・背景・シチュエーションを無駄なく配置して、タバコの煙のように自然な流れでエロスをくゆらせる。軽妙でドライに、やるべきことだけを淡々と進めるセックスシーンが、逆に想像の余白や行間をすごく広げてくれる。いい。すごくいい。