屈折した性欲を抱える、君への祝福。
世界の片隅にいる君へ贈る電子雑誌第3弾。表紙はななみ雪が描く、ありふれたようでどこか危うい通学風景。歪んでいるからこそ噛み合う二人の、屈折した愛と性の短編を4本収録。
「私の全てを解明して頂きたいのです」
性行為をせずに卵を産む突然変異少女の恋の行方は…?
(『雛鳥の失楽園』/さやかた)
「もしかして やられるの好きなんじゃない?」
オス嫌いでショタコンな姉と、元天真爛漫な弟の逆転セックス!(『私の小さな皇帝』/夜灰ゆう)
「ボク達が…何のために生まれてきたか知ってるよね」
性欲を持て余す人の元へ行っては犯される人工少女・アンアンパンパンマンマン。
どんな酷い目に遭っても、「みんなの幸せのため」にその身を捧げ…。
(『それイケ!アンアンパンパンマンマン 前編』/かなC)
「スイッチ届かないの。押してくれない?」
膣の奥に世界を破壊する爆弾のスイッチを持つ少女と、世界に絶望した少年が出会い――。
(『セカイちゃんのスイッチ』/広瀬海斗)
【Line up】
cover
ななみ雪
comic
『雛鳥の失楽園』/さやかた
『私の小さな皇帝』/夜灰ゆう
『それイケ!アンアンパンパンマンマン 前編』/かなC
『セカイちゃんのスイッチ』/広瀬海斗



エロ漫画の感想
「ジーウォークの電子限定の130頁弱の雑誌」
【収録作】
表紙:ななみ雪
1.雛鳥の失楽園:さやかた
2.私の小さな皇帝:夜灰ゆう
3.それイケ!アンアンパンパンマンマン 前編:かなC
4.セカイちゃんのスイッチ:広瀬海斗
ジーウォークCOMIC快艶誌から派生したデジタル隔月刊誌。表紙は一貫してななみ雪先生のドット絵美少女。
4編128頁のボリュームで、SFからオネショタまで、黒いパロディやセカイ系など、作家性の強い作品が揃ってる。
1.巨大なノアの箱舟的な実験施設で、月に一度卵を産むミュータント少女と彼女の主治医との歪んだ関係が描かれる。出産を機に彼女の秘めた能力によって主従関係が少し反転するラストには余韻がある。
2.成人男性を嫌悪する姉が、可愛い弟を溺愛しつつもイジメている話。弟の精通を知った姉は一時無視するが、自慰を見られたことで逆切れしてしまう。しかし、弟には想像以上の力があって家庭内の小さな主従関係が年齢と共に反転するソフトなSMとオネショタの美麗作品。
3.子供向けの有名な作品に対するパロディで、自己犠牲を自ら食べることでおせっせを提供するという分かりやすい設定。しかし、その裏側でレプで傷ついた体をメンテナンスしていたジェルおじさんの急死から、パンパンマンマンたちの物語が始まる。後編もあり、ヒーローと一般人の弱者との絶望的な世界の違いを描く意欲が感じられる。
4.投身自殺をしようとした少年を助けた少女の物語。彼女の体内には世界を破滅させるスイッチがあり、興奮した少年が最大の瞬間にそのスイッチに触れてしまう。孤独な二人の出会いが世界の終わりに紐づいているセカイ系のストーリー。少し未熟な作画ながら、最終頁でのキャラクターの表情がとても良い。
1と3はおせっせの描写が濃厚で、ぶっ飛びすぎてやや抜けにくいかも。でも、漫画としてはかなり面白い。
本誌快艶より修正が軽めで驚いた。