夏の終わり、部活は不完全燃焼のまま。受験も控え、焦りがつのる私の前に、先輩の能天気な誘いが飛んできた。「今からサボって海へ行くぞ!」と。都合がいいからと呼ばれ、二人きりの海へ。はしゃいで足を痛めたかと思えば、突然のキス。予測不能な先輩に、今日も私は振り回されて――秘密の海辺デートは、私の心をどこへ運ぶのか。
閉じた海にも飛魚は
夏の終わり、部活は不完全燃焼のまま。受験も控え、焦りがつのる私の前に、先輩の能天気な誘いが飛んできた。「今からサボって海へ行くぞ!」と。都合がいいからと呼ばれ、二人きりの海へ。はしゃいで足を痛めたかと思えば、突然のキス。予測不能な先輩に、今日も私は振り回されて――秘密の海辺デートは、私の心をどこへ運ぶのか。
エロ漫画の感想
なんだかエモい
エッチなことは置いといても、話の展開と雰囲気がとても良くて、つい夢中で最後まで読んでしまいました。もちろん、エロい場面も程よく効いていて、いい味出してました。
心地よい物語とこだわりの作画が光る佳作
作中には直接触れられていないんだけど、おそらく新型〇ロナの影響で不完全燃焼のまま終わってしまった青春のひとときを、憧れの後輩と一緒に少しでも味わっておきたい。海が誰もいない場所で自由に振る舞う小鳶先輩には、すごく愛おしさを感じます。物語は読み応えがあって心も温まり、読後感も爽やかでした。
特に感じるのは、作画へのこだわり。極端なトーン処理を避け、手描きの質感を活かす作風が、人物の肉体や競泳水着の質感、夜の闇、静かな空間の雰囲気を独特に引き立てていて、エロさがしっかり伝わってきます。Hシーンは、主人公に主導権を握られつつ、水泳で鍛えられたしなやかな肉体が激しく揺れ、快楽に引き込まれると同時に、想い人とつながっている喜びが表情に表れていて、エロさが光ります。抜きどころもしっかりと用意されています。
読み終えても爽やかさとエロスが印象に残る、いい一本でした。