派遣先は、若くてエネルギーに満ちた女の子が立ち上げた会社だった。身寄りがない社長は、成功のために強がっていたけれど、ある出来事をきっかけに「甘えたい」という本音が溢れ出してしまう。俺は、同棲相手がいるにもかかわらず、その誘惑に負けてしまった。
罪悪感はあったけれど、今の同棲相手は自由で奔放。部屋は乱雑で、いつも贅沢三昧。夜遅くまで遊び回って、休日も荷物を持たせてデートをすっぽかすことがしばしば。
そんな俺の休まりない休日を、癒してくれたのは社長だった。荷物を恋人のように一緒に運んでくれて、ずっと一緒にいたいと言ってくれた。
もう気持ちは抑えきれず、同棲相手がいない間に、何度も俺の家で甘い秘密の時間を楽しむことに。
でも、そんな甘いひとときが過ぎるにつれて、どんなに「甘えても」自分の居場所がないことに、「ひな」は思わず「パパ…」と泣いてしまう。
本心をさらけ出し、完全に溺れてしまった「ひな」との、激しく濃密で禁断な「本当の関係」が始まる…。
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