援交で生計を立ててきた愛耶にとって、男性は決して信頼できる存在じゃない。結婚をほのめかしては裏切られ、失望することが何度もあったからだ。
このままじゃダメだと思い、傷つけ合う関係を次々と切っていく中、学生時代の後輩・松河昂輝と再会する。温かい鍋を囲みながら、懐かしい思い出に浸っていたが、彼は一つの約束を持ち出してきた。それは、初めて書いた小説を愛耶に読んでもらったとき、「もっと面白い小説が書けたら結婚してほしい」というものだった。
今の愛耶にとって「結婚」という言葉は、まったく信用できない。裏切られるくらいなら、初めからセックスはしないと決めていた愛耶は、昂輝を先に失望させて振りほどこうと、過去の男性経験を語り始める。
しかし、愛耶のすべてに美しさを見つけ出し、情熱的に包み込む昂輝。その温かさに心が揺れ、思わず惹かれていく自分に気づく。これまで手段と割り切ってきたセックスが、なぜか今回は特別に気持ち良い。
愛すること、愛されること、その実感がセックスの熱さをより深く感じさせる。愛耶の心境の変化を丁寧に描いた、しっとりとした熱のこもったストーリーをお楽しみください。
エロ漫画の感想