あたしたちはバンドもセックスも、信頼できる三人でしか成り立たない。
メジャーデビュー2年目のガールズバンド「メリース」の花見と志堂に頼まれ、サポートドラムとして加入することになった菊井。自分のファンだという女の子二人に誘われたら…とデレデレしていたら、可愛さがあったのは最初だけ。
会うたび、二人がかりで過ごす日々は、彼女の心と体をじわじわと変えていく。ライブも経験も重ねていき、距離は縮まる。
早くも二年が過ぎ、メリースのボーカルが戻ると伝えると、意外にも二人はそっと背中を押して別れを選ぶ。あれから三か月。三人で過ごした日々で鍛えられた身体は、普通の刺激だけじゃ満たされなくなっていて…!?
エロ漫画の感想
男にとっては
男にはちょっと辛い結末だけど、(女の子に心を奪われる男は置き去りにされるからね)自分の欲望を追求して男を巧みに利用するたくましい女の子たちはリアルそのもの。彼女たちは自分のニーズをしっかり持っていて、話の展開も上手いし、絵も可愛くて魅力的。エロマンガは女の子も普通に楽しんでいるし、ネットでは誰が何を楽しんでいても不思議じゃない。足跡を残すかどうかは別として、こういう自由を追求する女の子たちの姿は十分にあり得るし、男をATM扱いしたり、思いの丈をぶつけたりするのも彼女たちのスタイル。要するに、女の子たちにも自由な楽しみを求めているってことだね。
最近この作者の作品でしか抜けなくなってしまった、、、
この作者の作品には毎回すぐに手を伸ばしてしまいます。初出から駄作がないのが本当にすごい。天才じゃないの?最高すぎる。ねっとりとしすぎない表現の中にも、滴るような官能さがあって、もっちりと弾力のある身体が胸を締め付けるくらい愛おしい。コマごとの表情の緩急が、読み終わるまでずっとドキドキさせてくれる。花見さんの余裕ある表情が険しくなり、そこへ志堂さんの落ち着きつつ高ぶっていくところを、菊井さんが全力で引き出してくれる。誰を見ていても飽きません。まだ語り足りないことはあるけど、次回作も楽しみにしています。